koruritsumugi’s diary

五十路の日々をぽつぽつ綴ろうと思います。

地域の歴史・個人史を聞く

こんばんは。koruriです。

 

ケアマネという仕事柄、いろいろなお宅を訪問しますが、そのときにいろいろお話をしてくれる利用者さん&ご家族が多い私。

『介護民俗学』の分野で六車由美さんという方が本を書かれていますが、そんなふうにそれぞれの利用者さんの個人史や地域のお話をまとめておきたいな…というのが私の密かな願望。

 

ただ、もしまとめたとしても、その先をどうするか?当然、個人情報保護の観点などから、公にできない。けれど地域に関わるお話はまとめておいて、事務所に「地域の歴史」みたいにこっそり置いておこうとは思っている。(うちの事業所は所在地在住のケアマネがひとりもいない。皆隣接する市町村から通っているケアマネである。)

稲刈りの頃にイナゴを大量に捕まえる知恵(というか利用者さんが取った手段)だったり、台風後の後片付けの知恵だったり、まだ信号が町内に3つしかなかった頃の免許取得方法だったり、面白かったりびっくりしたりも多い。そうかと思うと、戦時中の話・復興時(高度経済成長時)の話を聞くことも。

私が文章を書くのが好きなことを知っている利用者さん数人からは「いつかこの話を書いてもいいよ」「誰かに伝えてほしい」と口頭で言われている。ありがたい。限られた人にしか伝えられないけれど、「こんな時代もあったんだよ、って聞いた」と同じ地域で働くケアマネ仲間に伝えられたらうれしいと思う。それらを話の糸口のひとつとして、私達の仕事は繋がっていくと思うから。

 

それでは、またね。

 

koruri