koruritsumugi’s diary

五十路の日々をぽつぽつ綴ろうと思います。

仕事の相棒 その弐

こんばんは、koruriです。

 

仕事の相棒 その弐は。

 

カバン。

現在は3代目。

 

最初はマルイで買った、メンズの仕事用かばん。どんなものが必要か、皆目見当がつかず、「事務職だから、かっちりしていたものが最初はいいかも」と思って決めた。肩掛けベルト付。1万ちょっとだったか。

パンパンに入れすぎて、1年過ぎるころには縫い目がほつれてきていた。チャックも壊れかけ。それでも買わず。

実はこのとき半分願掛けをしていた。

 

Twitterでフォローしているケアマネさんが、MOTHER HOUSE のメッセンジャーバッグを使っているのを知った。はじめて聞く会社だったが、ネットで調べると『途上国から世界に通用するブランドをつくる』というコンセプトが目に飛び込んできた。「いいな、これ」とコンセプトにまず惚れた。そしてメッセンジャーバッグにも惚れた。そして修理や染め直しもしてもらえると分かり、ますます惚れた。

正直、自分がケアマネを続けられるか、当時はまだ分からなかった。だからもし1年半勤められたら、自分へのご褒美にMOTHER HOUSE のかばんを買おう!と誓った。

 

幸い、無事に1年半勤めることができた。

そしてMOTHER HOUSE の店舗に恐る恐る?足を踏み入れた。

当時、自宅から二番目に近いマルイの6階か7階だったと思う。

店員さんに仕事のこと、欲しいと思っているかばんのサイズ、何を入れるか…などいろいろ話して相談に乗ってもらった。

そのときはメッセンジャーバッグはもう生産終了だったかで手に入らなかった。代わりに勧められたのはトートバッグ。当時発売されたばかりのザダントートともうひとつ勧められた。どちらも素敵だったのでとても悩んでうんうんうなっていたが、いろいろな形に変えられる、持ち手の長さも変えられる、ちょこっと高かったザダントートに決めた。4万円台前半か半ばだったか。

ダントートは2回、修理と染め直しをお願いして、ずっと使っていた。

いっぱい入る。ひと目で書類が分かる。後にiPadが持ち物に加わって荷物が増えたが、それでもしっかり入った。ファイル1冊程度ならお手のもの。本当に使い勝手が良かった。

中布が破れてしまい、修理のときにあて布ならぬあて皮をしてもらった。カバンと同じ紺色。予算があれば、すべて解いてあて布も新しくする選択もあった。ただ、それだと新しいカバンが買えてしまう金額。子育て真っ最中の私にそこまでの金額は出せず。でも精一杯修理してもらえたのが、とても嬉しかった。

 

最初の職場を退職したときも、そして今の職場に就職したときも。今の職場になったときに「心機一転…」とも思ったが、自分がひよっこだった頃などいろいろなことを知っている相棒に、まだいてほしいと思い、結局そのときは新しいものは買わなかった。

新型コロナが流行する前に、RINNEブランドができた。役目を終えたMOTHER HOUSE のカバンを回収して、新しいものに生まれ変わらせるという。また惚れた。

肩こりのこともあり、ザダントートは2021年まで使って、しばらくは手元に置いた。ときどき磨いた。やっと先日決心して、RINNEへの回収に出せた。

現在は3代目。同じくMOTHER HOUSE のブラインドサッカーバッグパック。

MOTHER HOUSE のカバンを使い始めて、初めての合皮。アラフィフの身には軽いし、汚れてもさっと拭けるので安心できる。今まで横向きに書類を入れていたが、今は縦向きに入れている。程よく使いこみ、少し合皮が割れたり、チャックが壊れているが、いい感じになっている。

……チャックの修理が可能なら、修理したい。合皮の割れは経年劣化だから構わないんだが。

とりあえず、問い合わせしてみよう。

 

 

ちなみに。

昨年ケアマネ歴が長く、いろいろな職場で経験を積んでこられた方が、うちの会社の面接にいらした。事務所に案内してぱっと目に入ったのは、品のある雰囲気と背中にぴったり寄り添っているカバン。よく見たら「あ、『カゼマトウ』ですね!」と口をついて出てしまった。その方は「あら!MOTHER HOUSE をご存知ですか?」。嬉しくて「はい!娘が同じものを使っています!私はこれです!」とブラインドサッカーバッグパックを見せたら、「あら!孫が使っていますよ!」嬉しくなった、が、はたと気づいた。「すみません、嬉しさのあまり、大変失礼しました…」と上司に繋いだ。

残念ながら、その方は辞退されたが(幸い私が原因ではなかった💦)、きっとどこかでお元気でケアマネされているといいなとつくづく思う。

 

それでは、またね。

 

koruri