こんばんは。koruri です。
仕事柄、最後に食べられるものはそうそうないことは知っている。
だけどいくつか、このテーマに沿って考えてみる。
1)知っている範囲で「最後に食べていたもの」
がん末期に限らず、自宅で死を迎えた利用者さんが最後に食べたものってなにかな?と記憶を辿る。が、びっくりするくらい、何も思いつかない。
重い認知症だったOJさんは、きっと奥様の手料理を少し食したと思う。逝かれたのは3月だから、甘いものは少し確実に口にしたと思う。
先日亡くなったOHさんは、飲み物はコーラかファンタか。あとは自分で食べたいと言っていたのは握り寿司だったか。
トラブルメーカーだったUCさんは、お子さんがきっと甘いものをちょこっと口に入れたと思う。
はじめて担当したTKさんは、思いつかないが、退院直後に大きなオムライス(料理上手だったお子さんが作ったと思う)をぺろりと平らげた。それとプリンだったか。
案外、覚えていないものだった。それだけ、たくさんの人を担当して、いろいろな形で手放したんだと思う。
2)なりふりかまわず
「死ぬ前にそれほど食べられない」のを考えない前提で食べたいもの。
・鶏のから揚げ
・母のコロッケ(逆縁にはしたくないので、あくまでも想像の範囲で。)
・両親が作った梅酒
・メリーチョコ
・銀座ウエストのケーキ(種類は問わず)
・高校時代の図書委員会の顧問の先生が作ってくれた五目寿司(くるみ入り)
思ったよりも食欲があった。幸せな思いでにつながっている食べ物が多かった。
3)実際
「自宅で最期」になった場合に多分食べたいと思うもので多分食べられると思うもの
・バニラアイス(メーカーは問わず。本当は彩のバニラアイスが食べたいけど。)
・氷
・柑橘系のジュース(飲めないと思うが、唇を湿らせたり、柑橘系の香りをかぎたい。)
・小田巻蒸し(たくさんはいらない。ビジュアルと香りを楽しんで、口に含むのはひとくち・ふたくちで十分。)
・マリトッツォ(たぶん、みるだけで十分。可能であれば、さっぱりした口当たりのクリームにしてもらい、ひとくち含んで「ああ幸せ」と言いたい。)
・メリーチョコ(小さめのものを4つに砕いてもらって、ひとかけ口に入れてもらいたい。)
思っていたよりも現実的なものが先に思い浮かんだ。そしてやっぱりメリーチョコは自分の中では外しづらかった(苦笑)。
いつ死ぬか分からないから、もし食べたいなぁと思ったら、早めに計画して食べた方がいいかな、と思った。本筋から外れちゃったけれど。
それでは、またね。
koruri
【おまけ】
4)食べものやその関係で死ぬまでにトライしてみたいもの
・山のようにパウンドケーキをつくる
・懐石料理のお店に行って食べる
・今の会社近くのステーキ屋さんにステーキを食べに行く
・友人のお母さんが作ってくださったキムチ(おいしかった)