koruritsumugi’s diary

五十路の日々をぽつぽつ綴ろうと思います。

ひとつずつ叶える その弐

こんばんは。koruriです。

 

ひとつずつ叶える その弐。

 

先日担当している利用者Aさんのご家族(お子さんのBさん)から連絡あり。ショートステイを利用したいとのこと。

Bさんは親であるAさんの介護と同時に、Bさんの伴侶であるCさんが最近体調を崩されたのでそちらの看病もされている。ダブルケアになっていることから、心配していたのだけど、「ショートステイ利用」と言われて担当ケアマネとしてほっとした。

Bさんは「人生観がこの数ヶ月でがらっと変わったの」。

もともと定年になったら一緒に旅行ややりたいことをしようねと話していた。

けれど一昨年以降、いろいろ変わった。親の介護がはじまり、伴侶の体調不良。話し合った結果、「いつなにが起きるか分からないから『定年になったら』なんて待っていたら、やりたいこともできないまま人生が終わるかもしれない。そうしたら、いっぱい後悔する。だから今のうちからでもやりたいことを少しずつやっていこう!ってことになったのよ」

とても素敵です、と伝えた。

まずは半年先に旅行に行こう!と話したとのこと。

「それで親をそのときにショートステイにお願いしたいと思って」

 

ケアマネとしては

①やりたいことはどんどんやった方がいい。その方がAさんも喜ぶ。

②できれば定期的に休息をとってほしい。伴侶とふたりの時間を作ってほしい。例えば、私が担当している利用者さんZさんは『家族のリフレッシュ』を目的に、毎月3泊4日ショートステイを利用している。 そんな感じでこまめにリセットする日を設けた方が、お互いによいのではないか?

③Aさんにとっては、また新しい環境で大変だと思うが、順応性が高い方なので定期的に利用することで「また来ました」感覚になれると思う。それがAさんにもちょこっとした旅行感覚になれば…

と伝えた。

 

Bさん「あ…なるほど。そういう風にショートステイを利用してもいいんですね」。「そういえば、koruriさんが以前そういう風に(ショートステイの利用方法を)話してくれていたのを、今思い出しました。」

医療依存度が少し高いため、手配を入念に行う必要があるが、対応してくれる施設はあるから、準備していきましょう。もしAさんとBさんがよければ、施設の空きがあったらトライしてみませんか?と伝えると「そうですね、やってみようかな。Aさんにも伝えて。(たまにBさんはAさんのことを名前で呼ぶ。それがかわいらしいのだ🌸)」

 

Aさん達の「ひとつずつ叶える」を後押しできて、ほっとしました。

よかった。

Aさんのことだから、「また冒険の始まりね!」と話してくれるのは想像できる。

(最初にお会いした時もそうだったので。)

 

諸々のことがらを経験した上で、ひとつずつ叶えられるように。

それでは、またね。

 

koruri